教員免許更新制度の廃止はメリットばかり!【20代教員必見】
●教員免許更新制度の廃止はいいことづくし?
教員免許更新制度の廃止により様々な人生の選択肢が増えます。
教員の質の向上も期待されるほか、現在学校現場で悩んでいる20代教員にとっても最高のタイミングが来たと言えるでしょう。
●教員免許制度廃止について
更新制は、第1次安倍政権だった平成19年の法改正により、21年から導入された。期限前の2年間のうちに30時間以上の講習を受けて修了する必要があり教員の多忙化の一因とされてきた。
人材確保に影響を与えて教員不足につながっているとの指摘もあることから文科省が廃止を決めた。
●教員免許更新制度とは
目的
教員免許更新制は、その時々で求められる教員として必要な資質能力が保持されるよう、定期的に最新の知識技能を身に付けることで、教員が自信と誇りを持って教壇に立ち、社会の尊敬と信頼を得ることを目指すものです。
※ 不適格教員の排除を目的としたものではありません。
基本的な制度設計について
○新免許状(※1)には10年間の有効期間が付されます。
○有効期間を更新して免許状の有効性を維持するには、2年間で30時間以上の免許状更新講習の受講・修了が必要です。
○旧免許状(※2)所持者にも、更新制の基本的な枠組みが適用されます。
※1 平成21年(2009年)4月1日以降に初めて授与された免許状
※2 平成21年(2009年)3月31日以前に初めて授与された免許状
旧免許状所持者が平成21年4月1日以降に新たに免許状を授与された場合も、旧免許状として授与されます。
旧免許状には有効期間は付されませんが、生年月日によって最初の修了確認期限が設定されます。
更新講習修了確認を受けて免許状の有効性を維持するには、2年間で30時間以上の免許状更新講習の受講・修了が必要です。
教員免許状を有効な状態で保持するためには、有効期間満了日又は修了確認期限の2年2か月前から2か月前までの2年間に、
大学などが開設する30時間以上の免許状更新講習を受講・修了した後、免許管理者(都道府県教育委員会)に申請する必要があります。
また、有効期間の延長又は修了確認期限の延期、講習の受講免除が可能な事由に該当する場合、免許管理者(都道府県教育委員会)
に申請することにより、有効期間の延長又は修了確認期限の延期、講習の受講免除が可能な場合があります。
引用元〜文部科学省〜
つまりまとめるとこうです。
教師なったからって怠けて勉強しないってことはやめろよ!
しかし、現状は教員の多忙化にさらに拍車をかける時代錯誤な制度になっていたんですね。
●教員免許状更新制度廃止によるメリット
今教員を志している人にとってはメリットばかり!また20代教員にもメリットばかりです!
様々な統計から教員は他の業種の人からは教養がない、常識がないと思われていることが多いです。
それはなぜか?
多くの教員は、教員しか職業として働いたことがありません。
結果として、ビジネスマナーに疎いことが多くなるからです。
この弊害が、免許更新制度の廃止により解消される可能性が高くなります。
しかしながら、30代半ばから40代になるすでに一度更新している世代にとっては、この更新制度廃止は「何を今更・・・」という感情しかないのが現状でしょう。
この年代はスキルアップや転職を考えるには遅すぎたり、リスクの方が高くなる可能性があるため新しいチャレンジを選択する行動が難しくなります。(当然、家庭や家族を守る立場になっていたり、職場でもある程度の立場についている人が多いので仕方ありません。)
こんなキャリアも夢ではないんですよね。
過去にはこんな事例もありました。
こんなこと悲しすぎますよね・・・
つまり
●デメリットはあるのか?
これは結論だけ言います。
以上
強いていうならば、直近で免許状の更新をした人が「金を返せ!」と声を大にして言いたくなることでしょう。(そういう筆者も免許状の更新経験があります)
●最も恩恵を受ける世代
●教員免許更新制度廃止により人生設計の幅が広がる
一度教師を辞めてまたできるの?
できます。
むしろ生徒にたくさんのことを伝えるために、よりたくさんの社会を見てきた先生が価値のないわけがないからです。
生涯教員しか経験しない人生よりも、よりたくさんの情報が身近に手に入る現代では、様々なスキルを持って最終的に教員というキャリアを選択できる方が、人生は豊かになっていくのは間違いない。
これから人生を豊かにしていくために20代の先生方が知っておくべき情報と知識です。
参考にしてください!
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